鬼滅の刃の『刀鍛冶の里編』上弦の伍・玉壺の声優から余すことなく解説します！

さて今回は、4月9日（日）夜11時15分より、全国フジテレビ系列にて放送開始される『鬼滅の刃・刀鍛冶の里編』で登場する上弦の伍・玉壺の声優が発表されたのでご紹介していきます。そして、玉壺についてもご紹介していきますね。

上弦の伍・玉壺とは一体どんな鬼なのか？

十二鬼月の上弦の伍・玉壺。見るも耐えないグロテスクな姿。壺から這い出た胴体からは、いくつもの腕が出ており、目は口、口は目の形をした怪物です。人間に近い姿をしている鬼が多い中、怪物のような姿の鬼は珍しいです。玉壺はその名前にも『壺』が入るほどに、大の壺好き。玉壺にとって壺とは自分の芸術性を表現した、自慢の作品。芸術家気取り。芸術家気取りならさぞ素晴らしい壺だと思いきや、人を喰らっては壺の中に詰め込み、悪趣味なオブジェを作り上げます。今回の刀鍛冶の里編でも、刀鍛冶五人を犠牲にして作った作品『鍛冶人かぬちの断末魔だんまつま』。死に怯え、苦しむ様をありありと表現し、叫び声さえも再現できるリアルすぎる残酷な作品を作っていました。自身が手がけた壺を上弦の弐・童磨にプレゼントするほど自信があるようです。いらねぇー。ではなく、どうやら普通の芸術作品も作れるようで、玉壺が作った壺は、劇中では童磨に「綺麗だねえ」と称賛されており、無惨からも「壺がなかなか綺麗。高く売れる」という理由で「わりとお気に入り」という評価を受けている。

他の鬼達には、過去が明かされています。では、玉壺はどうなのか？

上弦の伍・玉壺やっぱり人間時代もサイコパスな過去？

人間だったときの玉壺の名前は『益魚儀（まなぎ）』。漁師の親の元に生まれました。益魚儀は、動物をいたずらに殺し、違う種類の魚を縫い付けるという残酷な趣味がありました。それは益魚儀には、血生臭くグロテスクなものを美しいと思う傾向があったからです。周りの人は益魚儀が親の死で、気が狂ったと思っていましたが、それは大きな誤解でした。目を覆いたくなるような親の水死体を見たとき、益魚儀は『美しい』と感じたのです。実は益魚儀は、生まれながらに異常な美意識を持っていました。益魚儀は、生臭い魚の鱗や骨を壺に入れ『これは芸術だ！』と言っていました。周りの人間はそんな益魚儀を理解できず、距離を置くだけでなく忌み嫌うようになります。

玉壺が鬼になった経緯は？

しかし、益魚儀の猟奇的な残虐行為は、動物や魚だけに止まりませんでした。ある日のこと、益魚儀をからかった子供が行方不明になりました。実は、その子供は益魚儀の手によって殺され、壺の中に詰められてしまったのです。しかしすぐに、益魚儀の残忍極まりない悪戯は、子供の親が見抜きます。今度は、殺された子供の親が、益魚儀を二又銛でズタズタに滅多刺しにしました。誰も益魚儀を助ける者はなく、のたれ死にするのを待つだけとなったその時です。ゴミのように放置されていた益魚儀の目の前に、鬼の始祖・鬼舞辻無惨が現れました。無惨はこともあろうか、死にかけた益魚儀に己の血を分け合えたのです。こうして猟奇的な性質を持った益魚儀は、さらに残忍で醜悪な鬼の玉壺へと生まれ変わったのです。この過去こことから、玉壺が好んで食べるのは、子供の血肉なのです。童磨のように『男よりも女を喰う方が強くなれるからと女を好んで喰っている』という理由のように、単に子供が若くて美味しいからではなく、殺した子供の親に復讐されたことに逆恨みしてのことなのでしょう。玉壺は、ドMでポジティブな考え方な一方、プライドは高いからではないか。

鬼となっても過去に強い影響を受ける玉壺。人間時代から筋金入りの異常者なんです。

実際は玉壺って弱いのか？

上弦の陸は堕姫が7人・妓夫太郎が15人の柱を倒しているので、玉壺はさらに多くの柱（少なくても20人以上）を倒していると考えられますからそれなりには強いわけです。でも、無一郎に圧倒されていましたから弱いんじゃないの？と、思われています。いやいや、玉壺は強いはずなんですよ。何故なら、覚醒した玉壺が放つ拳で、当たれば一撃必殺の技『神の手』。触れたモノ全てを魚に変えてしまいます。人間が魚になれば、玉壺最強ですよ。しかも、超スピードアップし連発する神の手『陣殺魚鱗（じんさつぎょりん』なんて、攻撃を避けるのも大変。

また毒系の攻撃もあります。巨大金魚の毒針『千本針魚殺』魚を計一万匹を10個の壺から放ち、空を飛びながら毒を撒き散らす『一万滑空粘魚』。無一郎も毒にやられて泡をふいていました。無一郎だからこのくらいで済んだだけで、普通の人間なら即死でしょう。でも、頸を狙われピンチになれば、壺から壺に瞬間移動したり、壺に引きずり込まれたらやられてしまいますから、何気に厄介なんです。それなりに無一郎も手こずっていました。もっとも手こずったといえば『水獄鉢』でした。この血鬼術は、呼吸を使う鬼殺隊からすると絶対入りたくないはず。何故なら、水の中に閉じ込められてしまうので、呼吸を発動するのが、難しくなるからです。無一郎は、この水獄鉢の中に閉じ込められてしまい、何とか呼吸を発動しますが、やはり水が柔らかくて斬れませんでした。危機一髪で、小鉄が来たのでセーフでしたが、小鉄が来なかったら『無一郎アウト！』でした。

上弦の伍・玉壺の声優は誰？

 

こんなサイコパスな玉壺は、アニメでどんな声なのか気になるところです。今回刀鍛冶の里編の放送が決定し、声優予想がネットで繰り広げられていました。そんな中、2月3日に人気アニメ『鬼滅の刃』の追加キャラクター＆キャスト情報が発表されました。

そして、上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)役を鳥海浩輔氏が担当することが発表されました。

鳥海浩輔さんとはどんな人？

1997年に『家なき子レミ』のアンリ役で、テレビアニメに声優デビュー。声優歴25年のベテランで、数々の声優として活躍しています。どんな声かというと『セクシーなイケメンボイス』歌唱力もあり、アイドル系アニメも多く担当しており、キャラクターソングも数多くリリースしています。

・うたの☆プリンスさまっ♪・愛島セシル役
・BLEACHのザエルアポロ・グランツ役
・NARUTO -ナルト-の犬塚キバ役
・弱虫ペダル・今泉俊輔役

イケメンボイスに、あの玉壺ってどうなの？と、思う人もいるでしょう。ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風のグイード・ミスタ役を担当したとき、ミスタのスタンド能力『セックス・ピストルズ』6人分も鳥海さんが担当。その演技力の高さを知ってる人なら、玉壺役も納得でしょう！この残虐的な玉壺と鳥海氏の声がどうマッチしているのか？鬼滅の刃・刀鍛冶の里編の初回は1時間の拡大となっています。楽しみですね。