呪術廻戦

アニメ「呪術廻戦」魔虚羅(まこら)チートスペックに元ネタ解説していきましょう!

現在放送中のTVアニメ2期に出て来た式神の1体である八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)焦点を当ててみましょう。1期は、2020年10月から2021年3月までに24話が放送され、2021年12月24日には「原作コミックスも8,000万部を超える発行部数を誇る大ヒット漫画。今回は主人公・虎杖悠仁の同級生である呪術師、伏黒恵が扱う式神の1体である異戒神将 魔虚羅の驚異的スペックや能力、元ネタについて解説していきます。

 

おばけスペック八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)

 


伏黒の術式、十種影法術によって呼び出される魔虚羅は、十種類の式神の中でも特に異質で異彩を放つ存在です。その証拠に出現の際両脇に式神が整列し敬意を表しているようなシーンがあります。その正式名称は「八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)」。この式神は頭部がヘビのような形状をしており、体は人型。

更に、頭部からは4枚の羽のようなものが生え、頭上にはハンドルのような輪が取り付けられた異形の姿をしています。興味深いことに、頭上の輪は宿儺によって「法陣」と呼ばれ、それを「布瑠の言(ふるのこと)」と組み合わせることで、「完全な循環と調和」を象徴していると言われています。さらに、魔虚羅は右手には呪霊に対抗するための「退魔の剣」を持っています。

その強さは驚異的で、呼び出した伏黒ですら一撃で倒されるほど圧倒的です。歴代の十種影法術師の中で、魔虚羅を調伏できた者は一人もいないとされています。回想シーンで五条先生が話していた、五条家と禅院家の御前試合で恐らく魔虚羅を呼び出し相討ちしたものと予想出来ます。

魔虚羅のチート過ぎるスペック

魔虚羅は「頭上の法陣を回転させた後に、あらゆる事象に適応できる」という、まさにチート級の能力を有しています。この特殊な能力により、一度受けた攻撃を二度目からは無効化することが可能です。この絶対的な適応力から、宿儺はこれを「最強の後出しジャンケン」と言っています。かなり卑怯すぎるスペックの持ち主です。破壊されなければ勝ちみたいなものです。これを調伏すれば勝ち確定ですな。

ド迫力バトル魔虚羅vs宿儺


第41話では、魔虚羅が宿儺からの二度目の斬撃を弾いたり、正のエネルギーの攻撃が通じなかった後に、瞬時に察知し呪力を込める攻撃に変更するといった興味深い描写があります。呪いの王を相手に臨機応変にバトルを優位に進めようとする戦闘力も有しています。しかも!観ましたか?あのバトルシーン相当力が入っていたように思います。アニメではメカマル以来の大規模戦闘でしたね。色遣いはもちろん動きもかなり異次元。凄まじかった!

そして、一度目の攻撃でダメージを受けた場合、魔虚羅は頭上の法陣を回転させることで回復できます。ただし、この能力は「適応」に過ぎず、直接的な回復ではなく、攻撃のダメージに肉体が適応した結果と考えられます。魔虚羅の攻撃は主に退魔の剣を用いた物理攻撃です。攻撃方法はシンプルですが、その基礎能力は非常に高く、パワーやスピードなどが優れているため、宿儺が複数のビルを突き抜けて弾き飛ばされるほどの威力を誇ります。最終的にこの戦闘は、最初は魔虚羅が優位に立ちましたが、宿儺が能力を大胆に逆転勝利する展開となりました。力に対抗するため、宿儺が見事な洞察力と圧倒的な攻撃力によって圧倒していき、最終的には領域展開による恐るべき一撃で魔虚羅を打ち倒しました。

魔虚羅を呼び出す調伏の儀

魔虚羅は、「調伏の儀」と呼ばれる十種影法術師が式神を呼び出すための儀式によって呼び出されます。この儀式を行う目的は式神の調伏であり、調伏とは、式神を屈服させ従わせるために行われます。そうすればその能力を遺憾なく発揮できるようになります。そして、その調伏によって呼び出された魔虚羅を倒す必要があります。

ただし、呼び出すだけであれば、いつでもどこでも可能です。調伏の儀式は十種影法術師本人だけでなく、周りの者を巻き込んで複数人でも行うことができます。調伏の儀式に巻き込まれた者は、十種影法術師と協力して魔虚羅と戦わなければなりません。複数人での勝利の場合、調伏は後に無効となりますが、同時に魔虚羅が勝利する可能性も存在します。

この厳しい戦いに関連して、江戸時代に五条と同様に六眼と無下限呪術を持つ五条家の当主と、十種影法術を使う禪院家当主が戦い、両者とも死亡したという事実があります。これについては第41話で五条によって明かされています。戦いの詳細は不明ですが、伏黒は禪院家当主が五条家当主を調伏の儀式に巻き込んだ可能性を推測しています。背後から致命傷を負わされた伏黒の取ったエグい嫌がらせとも言うべき周りの者を巻きこむ調伏。重面春太は簡単に言うと仕返しで巻き込まれたって事になりますね。

八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)の元ネタは?

作中では、異戒神将 魔虚羅の元ネタは直接言及されていませんが、名前や見た目、設定から考えると、仏教の護法善神である「摩ゴ羅伽(まごらが)」と、日本の史書「先代旧事本記」に記されている「十種神宝」の一つである「八握剣(やつかのつるぎ)」に影響を受けていると考えられます。日本神話ってかなり神秘的で結構元ネタに使われることが多い気がしますが、またそこが面白い。「摩ゴ羅伽」の名は、サンスクリット語で「偉大なる蛇」を意味する「マホーラガ」の音写とされています。

割とドラクエの魔法マホガニなんかもその辺りから来た名前だったりして。。。その姿は人間の体に蛇の頭部、または蛇の冠をかぶった人間の姿で描かれ、これらの要素が魔虚羅の蛇の頭部を持つ姿に影響を与えている可能性があります。

さらに、「魔虚羅を呼び出すときの「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」というフレーズは、「先代旧事本記」に記された「布瑠の言」に由来していると考えられます。この「布瑠の言」は、「一二三四五六七八九十、布留部 由良由良止 布留部(ひと ふた み よ いつ む なな や ここの たり、ふるべ ゆらゆらと ふるべ)」という文言で、同書には十種神宝の名前を唱えながら振り動かせば死者が生き返るほどの呪力が発揮されるという記述があるようです。

まとめ

 いかがでしたか?チートスペックの式神「八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)。ヤバい奴ですね敵に回すとかなり厄介。そしてこの魔虚羅はいままでに調伏できた術師のいない式神です。いつか伏黒が調伏する姿を作中で見られるかもしれませんがどうなんでしょうね~?伏黒君の復活はあるのか?それとも先に逝くなんですかね~?続きが気になります。

 

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