6月11日に放送された水星の魔女Season2・21話(9話)『今できること』をご紹介していきます。
シャディクとミオリネがなんだかツラい
いやーまずは、20話で生死が危ぶまれていたペトラですが、痛々しい姿ながらも生きていてくれました。で、シャディクはというと・・・自分のせいだと自暴自棄のミオリネが面会しました。シャディクは、吹っ切れた感じがしました。
シャディクと宇宙議会連合
シャディクは、宇宙議会連合との関係について『接触はずっと前からあったけど、踏ん切りがついたのは・・・』と言っていました。宇宙議会連合側から接触を図っていたのでしょう。ミオリネは、シャディクに『バカね』と言いました。おそらく踏ん切りがついたのは、9話で地球寮に負けた後だったんじゃないでしょうか。そして『あたしも同罪だもの』というミオリネ。誰もミオリネの周りは、ミオリネが悪いなんて思ってないのに、自分を責め続けていました。
裏切るペイル社今後は厳しい展開が・・・
この機会にペイル社が、クワイエットゼロの開発の件もバレている。ベネリットグループは平和の破壊者とし、ペイルは平和と安寧のためベネリットグループに対する解体の強制採択をしました。全会一致によりベネリットグループへの強制介入が始まります。あー、今回も風向きが変わってきたのを察し裏切るCEO4人組。そして、ミオリネの元にサリウスから連絡・・・議会連合の件で、サリウス自身とグラスレー社を切り捨てろ、責任を押し付けて被害を最小限に。グループの存続を最優先にしろとのこと。それに誰かを犠牲にするのはもう嫌と、できないと答えるミオリネ。大体真っ先に離反する奴は上手く事が無いっすよね~!
ガンダムキャリバーン!?
スレッタの居る地球寮にやってきたグストンとベルメリアに母親の説得を頼まれました。(エラン5号もいたよ!)しかし、スレッタは自分と母親の関係を明かします。
・自分は、遺伝子情報からつくられたレプリチャイルド
・GUNDの技術の研究をしていた母は、ヴァナディース事変、かつての虐殺から水星に逃げた。
・過酷な水星に耐えきれずエリクトは死にそうになってしまい、GUNDでエアリアルに生体コードを移した。
つまり、エアリアルがエリクトの体であると。
・自分はこの計画までのつなぎ、鍵だった。
こんなことを知ってもスレッタは、今も母のことは大好きだって。でも、母にとって一番大切なのはエリクトだから、私が何を言っても聞いてくれないと。
化物の名が付く機体
そして、プロスペラの説得が不可能と判断したグストンの口から存在が明かされ、クワイエット・ゼロ阻止のためスレッタに譲渡することが提案される。それが『キャリバーン』。宇宙議会連合がヴァナディース事変の際に回収した化け物という名前を与えられたガンダム。その名の通り他のGUND-ARMに備えられていたリミッター機能が搭載されておらず、搭乗するだけでも危険とされる曰く付きの代物。
スレッタ本人の承諾は得られたものの、危険があるためベルメリアと地球寮の面々は反対。結局、スレッタと共に、地球寮の仲間とエラン5号が付いていくことになります。スレッタは、一人じゃない!いい仲間をつくれたね!と、思った瞬間でもありました。
今回突如その存在が明かされたキャリバーン。クワイエット・ゼロというパーメットを使用するシステムをすべて影響下に置くことができるモノにどうやって対抗するのか?エアリアルよりも高いパーメットスコアを発生させれば対抗できるのか?
ベルメリア『エリクトだけが、データストームと完全に同調出来た』と言っていました。となると、エリクトの遺伝子を継いでいるスレッタなら出来るのかも?もしくは、完全とまでに行かなくても同調出来たことがある?
えっ、まさかキャリバーンのデーターストームに・・・親子揃って・・・?
スレッタは『エリクトと会話がしたい』と言っていたので、最悪乗っ取られてしまう覚悟の上なんでしょうね。
※このキャリバーンについての考察は、別記事にて・・・
水星の魔女キャリバンがパワーワード
【余談】 ありましたよ! キャリバンは魔女の子供であり、主人公・プロスペローに騙されて力を奪われ使役されていたが、叛旗を翻した人物が・・・ もう一つ、騎士道物語『アーサー王伝説』に登場する聖剣エクスカリバーの異名(元の名前)、若しくはアーサー王が選定の岩より引き抜いたとされる『選定の剣キャリバーン』。 Season1・OP『祝福』で、『いつかその胸に秘めた 刃が鎖を断ち切るまで』という歌詞などがもしかしたら?
水星の魔女は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『テンペスト』を意識した要素が非常に多いです。
なので今回も何かあるのか?
怪物にして魔女シコラクスの息子『怪獣キャリバン』。
水星の魔女ならスレッタじゃないか!?
クワイエット・ゼロの全貌が明らかに!
プロスペラはクワイエット・ゼロ、エアリアルによる『上書き』拡張装置で始動。敵兵器システムを乗っ取る装置です。14話で、デリングは、これで戦争を無くすつもりでした。16話で、プロスペラは、データストームによる巨大ネットワークを築くのが目的。なぜなら、エリィはデータストームにだけ存在できるため、エリィの居場所を広げて『幸せ』にするため。
もう『代表』って呼ばれてましたからね。
巨大要塞クワイエット・ゼロ
エアリアルは、クワイエットゼロに接続され、いよいよプロスペラの計画が本格的に動き出します。クワイエット・ゼロを抑え込もうと議会連合は、艦隊を差し向けます。それは、かつてのヴァナディースでの惨劇を思いださせるような景色。しかし、それに対して現れたのは巨大な要塞。そして、そこに搭載される大量のビット。
プロスペラが『エリィお願い』の一言で無人機のガンドノード数十機を展開させていました。一体一体の戦闘力もさることながら、それぞれがノードとなりデータストームの範囲を広げ、範囲内の機体や艦隊を乗っ取り停止させ、動けないところを倒すという戦い方。
これにより議会連合のシステムまでも乗っ取り完了させる。
ラウダの怒りの矛先は?
20話で色々知ってしまったラウダ。そして、ペトラが瓦礫の下敷きに・・・こりゃ闇落ちだぁーと、思ってましたが、誰に怒りの矛先が向かうのか?と、いうことですよ。兄・グエル?シャディク?いえいえ『あいつのせいだ』と、怒り爆発ラウダ。これは『スレッタかぁ!?』と、思ったらなんとミオリネ。えーそっち!?と、ラウダに驚かされたラストの瞬間でした。ラウダの思考回路が良く解らん!なんでミオリネ⁇って思ってしまった。これは、シュバルゼッテVSキャリバーンとなるのか?ミオリネを狙うラウダVSミオリネを助けるスレッタとなるか?
最後に・・・
今回は、スレッタは、今何をすべきかを自分で考え行動していましたね。セセリアにも『アンタ変わった?』と言われていました。最近のスレッタは、元気も空回りで登場も少なく、主人公なのにと思ってましたが、成長したスレッタがここで復活!ミオリネと育てた完熟トマトをみんなに振る舞うスレッタに対して、エンドカードではミオリネは青いトマトを持っているという対比。どっちかが進めば、どっちかが立ち止まってしまうというスレッタとミオリネ。でも、ミオリネとシャディクで、何か起こしそうですけどね。いやースレッタが、キャリバーンをどう乗りこなすのか見どころですね。でも、不穏なEDが引っかかってはいるんですよね。