遊郭編で禰豆子が覚醒して堕姫を圧倒していたが、
覚醒した禰豆子の体には、葉っぱ模様の痣が浮き出ていました。
これは何か意味があるのか?と、気になったので考察していきたいと思います。
まずは何故禰豆子は覚醒したのか?
無惨の血の影響なのか?!
禰豆子は、無惨の血の影響で鬼になっています。
無惨が親のような存在になってしまったがゆえに、
無惨の血が濃い上弦の堕姫が、影響しているのではないでしょうか?
現に原作82話で、堕姫は上弦つまり鬼舞辻の血の濃度が、
今まで禰豆子が遭遇したどの鬼よりも高かった。
と、ありました。
これは共鳴というのです。
・戦闘能力が飛躍的に上がる
・回復も早い
これ何かに似ていますよね?
そう、柱達も痣を出現し共鳴し次々に出現させていました。
それと同じようなことが起こるとしたら、無惨の血を色濃く持つ者が同じ空間にいることで無惨の影響を受けてしまうのではないか?
その結果、禰豆子は鬼化が進んでしまい、
今まで抑えていた『人間を食べたい』という自我を抑えられなくなった。
現に、覚醒したとたん人間を襲おうとし炭治郎が制していました。
また、アニメ第1期で下弦の伍・累との戦闘では、禰豆子は自我を保っている状態で、堕姫戦のような姿にはなっていません。
となると、堕姫との状況の違いとは何か?
それは下弦と上弦の違いしかないため、無惨の血が影響していることは、少なからずあると思われます。
炭治郎がピンチになったから
原作82話で、その激しい怒りが無限に体を突き動かす敵の肉体がこの世から消えてなくなるまで これは炭治郎が気絶をしてしまい、禰豆子が覚醒した直後に書かれています。
このセリフから、炭治郎を傷つけた堕姫に対して激しい怒りを覚えたからと思われます。
とはいえ、鬼に対して攻撃するだけでなく、人までも襲おうとしてしまったことは、①と②の両方の可能性があると思われます。
禰豆子の痣の模様・・・
禰豆子の漢字での意味では、葉っぱとの関係はありません。
『ねずこ』という読み方で調べると、ヒノキ科クロペ属の常緑針葉樹に、ネズコ(鼠子)という樹があります。
しかも、竈門家の女性の名前は植物に関連があります。
母・葵枝=葵の枝
妹・花子=花
このことから、禰豆子の痣の模様が植物=葉っぱなのは、全く関係がないわけではありません。
そして、禰豆子の痣の模様は、一体何の植物で、意味はあるのか?
禰豆子の葉っぱじゃないの?と、思いますが、鼠子の葉っぱとは似ていません。
そして、覚醒した禰豆子の体の痣の模様は、公式でも明らかになっていません。
ネットでは、いくつか候補が上がっています。
候補としては
①萩の葉っぱ
②藤の蔓
③ナンテンの葉
萩の葉は魔除けになる?
萩は、7月から10月に花を咲かせます。
萩の葉と禰豆子の痣の模様は、似ているような?似ていないような?
この萩は、お彼岸や四十九日忌明けに、供えられ『邪気を祓う食べ物』『魔除けの食べ物』とされている『御萩(おはぎ)』の由来になっている植物です。
作中で禰豆子の血鬼術は、妓夫太郎の毒をも浄化させていましたから、『鬼の毒を浄化させる=邪気を祓う』と、考えることも出来なくはないです。
萩の花言葉には、
・内気
・思案
・柔軟な精神
鬼となった禰豆子なら、太陽の下には出れない所は、内気と取ることも出来ます。
そして、鬼となっても人間の心を思い出す柔軟な精神とも取れます。
しかし、禰豆子の痣の模様とは違う気もします。
藤の蔓とは?
この藤の蔓の葉に、禰豆子の痣の模様がよく似ています。
しかしながら、藤の花と言えば、鬼が苦手なモノの一つですよね。
ネタバレになりますが、遊郭編の後の刀鍛冶の里編で禰豆子は陽の光を克服しました。
となると、これは鬼の弱点を克服する前触れだったとも考えられます。
藤の花言葉は、
・優しさ
・歓迎
・決して離れない恋に酔う
・忠実な
禰豆子に当てはめると、炭治郎や仲間のために鬼となっても助ける優しさや人を食べたいと思っても忠実に従い我慢出来るなど、当てはまる所もあります。
ただ遊郭編では、人を襲おうとし炭治郎に制してもらってやっとだったので、若干違う気もします。
そして樹齢が長く『藤』という言葉の響きが 『不死』と近い聞こえ方をするため、縁起が良いと言われています。鬼となり不死の力を手に入れています。
しかし『不治の病』を連想してしまう受け止め方もできてしまうため、病気の人へ送るには縁起が悪いと言えます。
禰豆子も、結果は人間に戻れましたが、普通は鬼となったら人間に戻れないため、不治の病のようなものです。
ナンテンの葉とは?
ナンテンの葉は、秋から冬にかけて赤くなるのが特徴です。
また『難を転ずる』という意味もあり、江戸時代には火災除け・魔除けとして多くの家に植えられたそうです。
ナンテンの葉は、紅葉の季節以外は緑色の葉で、見どころの紅葉時期はキレイな赤に染まります。禰豆子の痣の模様も緑と赤です。
そして、ナンテンには真っ赤な実が実ります。
この実には、有毒性があります。
アルカロイド系のドメスチンやナンテニンなどが含まれているため、大量に摂取すると麻痺などの症状があらわれます。
しかし一方で、咳止め薬としても使われます。
毒と治癒両方を備える実です。
この実は、禰豆子に当てはまります。
毒のような破壊的な鬼の部分もあり、
薬が体を癒やすように、炭治郎たちを助ける部分もあります。
ナンテンの花言葉は、
・幸せ
・良い家庭
鬼となったことは不運でしたが、それでも炭治郎や周りの人たちから認められ、人間に戻そうと協力してくれる人たちがいる禰豆子は幸せな環境です。
そして、生き延びて最終的に人間に戻れました。
幸せですよね。
それが出来きたのは、炭治郎がいたからこそ、良い家族=家庭だったからです。
また、未来は人間に戻り、幸せな家庭を築くこともできました。
こう考えると、3つの候補の中でナンテンが、禰豆子の痣の模様にピッタリではないでしょうか。
遊郭編で、この覚醒で禰豆子の強さと、自我を失い人を襲おうとし、本当に鬼となってしまいそうになるという危機や、今後、禰豆子はどうなるのかとハラハラドキドキでした。
しかし、次の戦いでは、陽の光を克服すると分かってから考えると、これは陽の光を克服し禰豆子にハッピーなことが 、起こる前触れの模様だったのではないかと考えることもできます。
皆さんは何の葉の模様で、何故この模様となったと思いますか?