今回はアニメ『わたしの幸せな結婚』8月2日放送した第5話『波紋』についてご紹介していきます。
原作版は1巻の四章・漫画版は2巻の12話~14話となります。
幸せなそうな美世
3話で、清霞が選んだ美世の着物が出来上がり、幸せそうな表情を浮かべる美世と、どこか照れくさそうな清霞。
二人を見ていたゆり江さんと呉服屋の桂子さんは、顔を見合わせて微笑みます。
柱子に季節外れと言われたが、清霞が選んだ桜の着物
を美世は一番お気に入りだったようでした。
そして、ゆり江さんに教えてもらったお化粧も上手に出来るようになった美世。
その頃、清霞は部下・五道と家に向かいます。五道は美世のことで清霞をからかいます。
そして、美世に出迎えられるとまたもチャラける五道。
からかう五道に火の異能を出し怒る清霞。鬼軍曹と言われる清霞に対してもからかえる五道は、良い関係なんだと思えたシーン。
五道の声優は、鬼滅の刃・我妻善逸役を演じた下野 紘さん。このチャラさは善逸を彷彿させました。
4話で、美世と再会した花の送迎などをしてくれた五道にお礼をしたく夕食を振る舞った美世。
そして、お礼を言うと、五道は美世の手を取り『こんな鬼隊長とは別れて俺と結婚しましょう!』と笑いかけました。
しかし、冗談を真に受け丁重にお断りする美世。
美世の願いを叶えていく清霞。
異能の残滓
清霞が風呂から出ると、美世が悪夢に魘されていました。結界をはっていた清霞。結界も破られていないのに美世からは『異能の残滓』が感じられ、慌てて起こします。
美世は、夢の中で過去のつらい記憶を見ており、涙を流していました。目を覚ました美世に、清霞は『何があっても私が必ず駆け付ける』と告げるのでした。
この嫌な夢が、正夢にならないといいのですが・・・
清霞が居れば大丈夫・・・なはず。
辰石実の策略
清霞と美世の結婚の方向に進んでいることに怒りを滲ませる実。薄刃家の血を引く美世をどうしても辰石家に欲しい実。
斎森真一は、美世に興味もなく美世の価値を分かっていません。
美世を辰石家に嫁がせる策略は・・・香耶。
実は、香耶を呼び出し、現在の美世の様子を聞かせまた。香耶は、美世が幸せそうにしていること、美世と清霞の写真を見せます。
すると、先日斎森家に来ていた『きれいな人』が、清霞だったことを知り、怒りを露わにします。
そして、美世との婚約を辞めさせるように父親に相談すると言っていました。
実は、斎森家の美世の扱いも知っていましたから、自分より幸せな美世に嫉妬すると分かっていたため、あえて香耶を挑発させたのです。
そのため、実の思惑通りに香耶は、動いてくれました。
暴走する香那
香耶は、早速父親に久堂家に嫁がせて欲しいと言い出します。
美世の実母を憎んでいた母・香乃子から、美世よりも上であることを望まれ続けてきた香耶は、美世が自分より幸せになることが許せませんからね。
しかし、父は香耶を相手にしません。
父からしたら美世は、どうでもいい存在ですから、美世が戻ってきて、香耶がいなくなるだなんてありえないことでしょう。
既に美世と結婚しようとしている清霞に、結納金までもらえるわけですから、今更娘を交換なんてあり得ないと思っているでしょう。しかも上手くすれば、久堂家から金もふんだくれると考えているでしょう。
父に逃げられてしまった香耶は、自身の婚約者である幸次のもとへ向かい『お姉様と婚約したいと思わない?』と、持ち掛けます。
それじゃ、辰石家に嫁ぐ人いなくなるのに・・・
実は、辰石家に美世を継がせたいのだから、香耶の幸次と清霞をチェンジでは、ダメなんですよ。
美世と幸次が、結婚したら斎森家を美世が、継ぐことになります。
正解は、美世と幸次の兄・一志と結婚させないと・・・
幸次は用無しですよ。
誘拐される美世
清霞がちゃんと昼食を取っているか心配をして、お弁当を届ける美世。美世とゆり江さんが、職場に来たと聞いて、慌てて駆け付ける清霞。
何かあったのかと心配そうな表情でしたが、差し入れを持ってきたのだとわかり、ひと安心。
しかし、帰り際に嫌な予感がしたのか、美世に御守りをちゃんと持っているか確認します。
美世は、持っていると答えたのを受けて、安心して清霞は仕事に戻っていきました。
しかし、美世はいつもと違う巾着で来たために、御守りを忘れたことに気が付きます。慌てたゆり江さんは、何事もないうちに急いで家へ帰ろうと、急ぎ足で帰ります。
その矢先、美世とゆり江さんの間に黒い車が飛び込んできて、中から出てきた透明人間のような者たちが美世を車に連れ込みます。
ゆり江さんは、必死に美世の名前を叫びますが、走り去る車の勢いに転倒してしまいました。
不幸すぎる幸次さん
幸次は、父と話をしようと辰石家に訪れます。父の部屋に入るとそこには香耶の姿がありました。
父は、美世を辰石家のものにするため、香耶は、自分こそが久堂家に嫁入りするために『美世に久堂家との縁談を辞退してもらう』という目的で結託していることを知り、この2人が何か危険なことをしようとしていると気付いた幸次。
そして、父・実への怒りを露わにしていました。
斎森家で、酷い扱いを受けていた美世を傍観していたのも、辰石家の利益のためだったと知り、幸次は怒りのままに異能の力を発揮します。
部屋中の家具が持ち上がり、塊になって実へ飛んでいきますが、幸次よりも強い力を持つ実に跳ね返されました。
さらに、指一本で床に伏せられてしまい、両手両足を縛られた状態で放置されてしまいます。
実が去った後、幸次を助けにやって来たのは、兄の一志でした。一志は、異能の力で幸次の拘束を解くと、自身を未熟者だと嘆く幸次に対し『お前を待ってる人がいるだろ』と。
幸次の背中を押してもらい、美世のことを諦めないと決意した幸次は、とある行動に出ます。
その頃、ゆり江さんから『美世が誘拐された』と、聞き、清霞は、美世が御守りを持っていなかったことを知り、焦った表情を浮かべていました。
しかし『犯人はわかっている』と、次の行動を考え始めた時、部屋の外が騒がしかった。
五道をはじめ、軍の人間に抑えられながら現れたのは、幸次でした。
『お願いします。僕だけじゃ美世を助けられない!』
そう懇願する彼を見て、清霞は目を見開くのでした。
幸次は、美世へのいじめや召使い以下の扱いを知っていながら美世を守れなかった。しかも、美世を守るために香耶との結婚・斎森家の次期当主になることを決断したのに・・・
父親への怒りだけでなく自分への怒りも大いに感じたのでしょう。そして、自分の異能では、父には勝てないということも、改めて突きつけられた幸次。
男として情けないと思っているだろうなぁー。幸次が、可哀想になります。
アニメオリジナルシーンを検証
今回は、原作以上に異能が使われるシーンが多かった印象を受けました。
久堂 清霞:五道の茶化しに火の異能で脅す。 辰石 幸次:父の策略に怒りで念動力の異能で家具などを浮かした。 辰石 実 :幸次の異能を跳ね返した。 辰石 一志:幸次が縛られているのを解く 斎森 香那:美世と清霞の様子を式神で見る
結界を張っていた。
美世を誘拐する際、実の手下は透明になっていました。
これは手下が異能持ちなのか?実の異能なのか?
このように、バトルと言う程ではありませんでしたが、幸次と実の異能の差が、見られました。そして美世が誘拐されたことで、異能バトルに進展していくことでしょう。
今までは、恋愛アニメ要素が強かったのですが、今回は要所に異能を使っており、アニメならではの映像で、異能を見せることで、思惑や緊迫感などが伝わっていました。
次回第6話『決意と雷鳴』です。
清霞は美世を助け出すことが出来るのか?