今回は、アニメ『無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~』 8月20日放送の第7話『獣族令嬢拉致監禁事件』についての感想です。
フィッツのルーティン
前回の冒頭は、ルーデウスの魔法大学の1日を紹介していましたが、今回はフィッツでした。
ルーデウス同様朝のランニング。クタクタになるまで走るそうで、帽子を被るも素顔で早朝ランニング。
ルーデウスと同じルーティンで、ランニング中ルーデウスも走ってニヤミスシーン。
ルーデウスは、授業を受けることに前向きでしたが、フィッツは退屈なんだとか。
何故ならルーデウスに習った復讐というより、それよりも低いレベルだから・・・
ルーデウスが頭から離れないフィッツ
ルーデウスとどうなりたい?
フィッツは、アリエルとルークと街へ出掛けた再、女遊びをしているルークに『ノトス家』について再認識。
それは、ノトス家=ルーデウスの父パウロなど、強い肉体的欲求も合わさって、周囲からの下半身への信用は皆無ってこと。
ルーデウスもそうなのかってこと。
ルーデウスも女遊びをしているのかとか、結婚したら浮気すんのかって・・・
パウロの浮気事件は、リーリャがのパウロ夫妻の夜が激しすぎてムラムラした為に誘惑したとはいえ、浮気には違いありませんからね。
フィッツ自身ルーデウスとどうしたいのかベットに入って自問自答し、赤くなっていました。
ルーデウスと何したいんだか。
変貌するルーデウス
前世の経験や反省から『調子に乗らない』『人のせいにしない』 『努力する』を心がけています。
そのため、努力と鍛錬を怠らず、常に誰にでも礼儀正しく、剣術も使える強力な魔術師・ルーデウス。
何か自分に不都合なことがあっても、相手の立場や前世の自分を思い出してめったなことでは怒らないが、自分の大切なものが侮辱されたと感じると周囲が青ざめるほどの怒りを見せます。
それが、今回ザノバから打ち明けられた『ロキシー人形バラバラ事件』。
ザノバは、前回人形制作のために、ジュリエットを奴隷市場から連れてきました。
しかし、奴隷扱いではなくザノバのお手伝いをしたり、人形作りのため魔術の弟子として、一緒に生活をしています。
そのきっかけが、ロキシー人形でしたからね。ルーデウスも久々に見たいと言い出したことが、今回のタイトルの事件勃発。
見たいと言われ怯えるザノバ。
バラバラのロキシー人形を見て、いつも穏やかなルーデウスが急に変貌。
『師匠に感謝し尊敬しているのを・・・』と、ザノバは知っているのにこんなことしてと、責め立てます。
その姿にジュリエットも怯えていましたが、それ以上にザノバが怯えているので頭なでなでしていて、良い関係です。
そんなことよりも、あまりのルーデウスの怒りっぷりに、怯えながらザノバが、ロキシー人形がバラバラになった経緯を説明。
その原因が、一年生の時にプルセナとリニアから大切な物を掛けて地位の座の決闘をして、負けたためにロキシー人形を破壊されたのです。
監禁するルーデウス
ロキシー人形を破壊され我を忘れて、怒りを露わにしているルーデウス。
作戦練りますが、奇襲攻撃は、獣人の嗅覚でバレる。
結局真正面から決闘を挑むことに・・・
エリナリーゼも誘うも『人形ぐらいで』と、お断り。
これが普通の反応。
しかもプルセナ達は、何のこっちゃらで、フィッツにコテンパンにやられてからは優等生になったと相手にしていません。
しかも、フィッツやザノバと居ることを馬鹿にしています。
ルーデウスは『群れなければ何も出来ない』『ヘタクソな人間語しか喋れないのか?』と、獣族の2人を馬鹿にしてました。
本当にお怒り。
リニアが近接前衛・プルセナが後衛の戦闘スタイルのようですが、ルーデウスに何の攻撃もくらわせることが出来ないままあっけなく敗北。
ルーデウスの周りに居た人達は、強い人達ばかりだったために自分を過小評価しており、本当は強いんです。
なので、魔法大学の生徒ごときに負ける訳がないんです。
敗北した2人を部屋に監禁。目覚めた2人は対象的。
プルセナは、これからどうなるか察したのか、怯えてエッチな表情をし、未だ睨みつけてくるリニア。
しかも、ED治療のためにプルセナのお乳を揉むも息子は無反応。
プルセナもルーデウスが発情しないと分かりひと安心?いやいや女として発情させられない屈辱?
御神体ご開帳!?
何故こうなったかを2人に説明。
我が神を象った人形を破壊したことを・・・
その勢いで御神体ご開帳。神々しく光る御神体ってパンティ。
まるで水戸黄門の紋所を見せているかのように・・・
冷静に考えたらパンティ見せられて普通はひくところ。
しかし、特にドルディア族は敬虔なので効いたらしい。
あまりのルーデウスの迫力に恐れおののく一同。ジュリエットは、理解しているのかは不明ですが、いつもと違うルーデウスに涙を流し怯えていました。
しかも、プルセナ達は『 踏んだのはリニアなの』やら『私はやめようって言った』やら2人でなすりつけ合いを始めます。
そしてルーデウスは『僕の宗派はまだ出来たばかりで罰は決まってない』と、宗教誕生!?
まぁ、勢いで監禁してどうするか考えていなかったルーデウス。
一応王族的な立ち位置の2人なので下手なことは出来ないので、困った時のフィッツ先輩に相談。
御神体について
ルーデウスの御神体といえば『ロキシーパンティ』。
外への恐怖を消してくれたロキシーを神聖視しており、ロキシー教なる信仰を掲げて某布を御神体として祀り時には持ち歩いたり吸ったりすることで精神の支えとしています。
そのためロキシーが関わると、いつも以上に言動がおかしくなり、暴力や制裁の基準が激変します。
フィッツが罰を決めた
フィッツ先輩に監禁話をしますが、誤解がないよう弁明しながらご説明。お乳を揉んだことは言っていましたが、フィッツもホッとしてました。
フィッツ先輩を監禁部屋にご招待すると、2人は24時間ずーっと縛られていたため、お漏らししてしまっていました。
屈辱的だしお腹空いたし一応反省しているようですが、また2人でなすりつけ合い。
しかも、ルーデウスを誘惑するような言い方もしていたため、フィッツがキレました。
そして、その罰が顔に落書き『私はルーデウスに負けた猫です』と・・・
そして2人は解放されました。
正体を明かす?
そして二人っきりになったルーデウスとフィッツ。
フィッツが、御神体の神棚を触ろうとするとルーデウスは慌てて止めます。
フィッツが童貞だと思っているから?
そして、フィッツが枕に興味を持ちベットに横になります。
しかも、ルーデウスに素顔が見たいか聞きます。しかし、結局見せることはないフィッツ。
葛藤してますよ。
再会した5話で、相棒ルークは『ルーデウスは物忘れが激しい』と、言っていました。
どうも当初忘れられたと誤解したらしい。
正体を明かし『誰?』とでも言われたらと恐れているのか?
自分から明かすのではなく、ルーデウスから気付いて欲しいから焦らしているのか?
前世の男
『もしあのままフィッツ先輩の顔を見たら』
『どうなってしまったのだろうか』
『なんだか、取り返しのつかない事になっていた気がする』
と、男にときめくなんてありえないと思っていますからね。素顔を見てもシルフィと繋がるかな?
アニメ第2期・3話曰く、信頼できる女性と愛し合い、女性恐怖症を治すのが鍵とのこと。
もしシルフィと分かったらEDが治る可能性もあります。
漫画版では、幼い頃のシルフィのことを思い出すシーンがありますが、大人になったシルフィを想像しますが、フィッツとは真逆の想像。
フィッツ=シルフィとルーデウスが気付くにはカミングアウトするしかない。
獣人族の紹介
獣族は、今回登場したプルセナやリニアがそうです。
獣族の特徴として、犬や猫にみられる獣耳や尻尾があり、それ以外の見た目はほぼ人間と変わりません。
犬や猫のみならず、うさぎや馬・猿などほかの動物の特徴をもつ獣人も多く存在しますが、この世界では魔族として見られていた時代もあったようです。
そして、人間にはない動物特有の高い運動能力や筋力・特殊な五感を持っており、一方で人間の持つ言語能力(獣神語)や道具や火を扱うなど高い知能も持ち合わせています。
ただし、文明的には人間社会よりやや原始的な生活を送ってるようです。
人間にはない動物によくみられる習性で、定期的にある発情期にはパートナーを求めて決闘を行う習性があったり、縄張り意識や主従関係は絶対で群れ社会を作りたがるなど、動物そのもの。
ほかにも謝罪として、土下座の代わりに腹みせの服従のポーズがあるなど。
生息地は、主にミリス大陸北部の大森林で、中央大陸やベガリット大陸といった地域へ移り住む者もいます。
獣族は、人族に次いで人口が多く、武力でいえばミリス神聖国など一国と戦争が出来るほどだとも言われています。
そして、獣族の主家はかつてラプラス戦役の英雄、獣神・ギーガーの末裔である民族・ドルディア族です。
過去の人魔大戦において、人族から獣族を守った戦士のリーダーだった獣神が、ドルディア族であったことから、代々獣族のトップをドルディア族がおさめているようです。
ドルディア族は、猫の特徴を持つ『デドルディア族』と、犬の特徴を持つ『アドルディア族』に分かれます。
このドルディア族の主な役割は、聖獣と呼ばれる大森林の守護魔獣を守護することと、部族全体の統治の役目を担っています。
デドルディア族
デドルディア族は、現在族長はギレーヌの父・ギュスターヴが、全域をおさめています。
次期族長は、息子・ギュエスで、ギレーヌの兄にあたります。
魔法大学に通っているリニアが、ギュエスの娘になります。
アドルディア族
アドルディア族は、現在は族長のいるデドルディアの補佐的立場で、共にドルディア族として聖獣を守護しています。
ちなみにこの一族は、犬のように人に撫でられることが好きという特徴があります。
作中ではアドルディアのプルセナが、仕方なくといった体でルーデウスによく撫でられて喜んでいる場面がありました。
ドルディア族とルーデウス
監禁されていた時リニアが『とーちゃんとじーちゃんが黙ってないニャ!』と、言うとルーデウスは『ギュエスさんですか?』と、実は獣族と繋がっていたルーデウス。
ルーデウスは、彼らの崇めるモフモフ聖獣をかわいがり過ぎて不敬性犯罪者扱いされ酷い目にあいます。
その後は彼らを助けて和解しました。
剣王ギレーヌとは?
ギレーヌは、アニメ第1期・4話で初登場。
獣族が暮らす大森林の出身で、ドルディア族の族長の家系に生まれています。
そしてボレアス家で、エリスの護衛&剣術の先生をしていました。
ギレーヌは、獣族の剣神流の剣士で、筋肉質な体と右目の眼帯が特徴です。
ちなみにその右目には魔眼が入っていて、相手の魔力を可視化することができます。
普段は、魔眼の制御が難しいため眼帯をしています。
頭は良くありませんが剣の腕は本物で、剣の聖地での修行の末、剣王の称号を得ています。
ギレーヌが、その強さでエリスを返り討ちにし、わがままだったエリスから尊敬を勝ち取りました。
ギレーヌの性格
一言でいうと素直で真面目。
冗談が通じなくて短気な所もありますが、面倒見もよく、非常に義理堅い性格でもあります。
エリスやルーデウスがピンチのときには、必ずかけつける頼れる存在です。
元々は凶暴だった?
ルーデウスとエリスがはじめてドルディアの村に行ったとき、ギレーヌの兄『ギュエス』が登場しました。
アニメでも語られていましたが、昔のギレーヌはエリスに匹敵するくらい凶暴な性格で、村きっての悪童と呼ばれていました。
周りから嫌われていたギエーヌは、10歳にも満たないうちに、旅の剣士に預けられることになります。
この旅の剣士が『剣神ガル・ファリオン』。
そしてガル・ファリオンのもとで修行した結果、剣王にまで上り詰め、冒険者となります。
冒険者
剣の修行を終えて冒険者となりますが、なかなかパーティを組んでくれる相手が見つかりません。
そんな中、パウロがリーダーを務めるS級パーティ『黒狼の牙』と出会い、その一員となります。
ですがギレーヌは、戦闘中も仲間の言うことを聞かず、読み書きもできなかったので、メンバーからは『筋肉ダルマ』『お前は頭まで筋肉だから何も考えるな』と、からかわれていました。
ただエリナリーゼは、野生の勘は非常に鋭く、時々パーティに貢献していたそうです。
ボレアス家へ
パウロとゼニスの子どもができたことで『黒狼の牙』は解散。
その後一人で旅をしていたギレーヌは、道中で詐欺に遭い、餓死寸前まで追い詰められていました。
ちなみにリニアの父親は、ギレーヌの兄貴。
そこでエリスと祖父・サウロスに拾われ、ボレアス家で働くことになります。
ボレアス家に命を救われたことによって、荒くれ者の冒険者から忠誠心の高い騎士に転身。
自分の受けた恩義を絶対に忘れないギレーヌは、エリスのためなら死力を尽くして戦うようになります。
しかも、詐欺にあったことで勉強の重要性を理解し、ルーデウスから読み書き・算術・魔術を習うことになります。
脳筋ギレーヌのあり得ない行動にギレーヌを昔を知る人達は、驚いていました。
そして、ルーデウスがボレアス家に来てから、3年ほど経ったある日、フィットア領転移事件が発生。
ギレーヌは紛争地帯に転移します。
紛争地帯では剣王としての実力を発揮し、ある村で『レーヌの伝説』を作ります。
プルセナとリニアとは、魔法大学で初対面でしたが、2人の家族とは繋がりがあったルーデウスでした。
次回、第8話『絶望の婚約者』
婚約者って誰なのか?