わたしの幸せな結婚

私の幸せな結婚 3話感想 お家騒動に発展する重要な能力 異能について解説と考察

今回は『わたしの幸せな結婚』第3話は『初めてのデヱト』についてです。

1話では、美世と清霞が出会い、2話では、少し距離を縮めた2人です。これから2人の距離がさらに縮まっていくことが期待される3話。

わた婚のあらすじ

私の幸せな結婚。略して『わた婚』これまでの大まかなあらすじや登場人物背景を解説していきましょう!

久堂家とは?

異能の家の中では、トップクラスの名家であり、美世の嫁ぎ先。昔から多くの手柄や功績を挙げてきたことから、帝からの信頼も厚い。

現当主である清霞は、冷徹な男だと噂が立ち恐れられています。清霞の住んでいる別邸は、とても質素な造りの家でした。

斎森家の人々

斎森家は、古くから異能者を輩出する名門であるが、ここ最近は落ち目で、過去に築いた財産や地位でかろうじて名家の体裁を保っている『かつての』名家となっています。

美世の生い立ち

斎森 美世は異能がないことで、家族から虐げられてきました。美世の母親が早くに死んでしまい、父親が再婚。再婚相手との間に異能を持った香耶が生まれました。

そして、継母が香耶ばかり可愛がり、父親も美世が虐げられていることを見て見ぬふり。美世は名家の令嬢でありながらも、お手伝いさんみたいな扱いをされて過ごしました。

居場所のない美世の唯一の理解者だった幼なじみ辰石幸次と妹が結婚。美世は、斎森家を追い出されるかたちで、久堂家に嫁ぐよう言われたのです。

美世の実母・薄刃家の出身者

美世の実母は、薄刃家という家の出身です。薄刃家の血筋は異質で危険な異能を持つのでした。

薄刃家の異能は、人の心に関係するものです。人の心を読む・記憶を操作する・人の夢に入り込む・人に幻覚を見せるなど。

そして薄刃家は、危険な異能だと自覚していたため、表立っての活躍は少ないようでした。

何故、斎森家に嫁いだのか?

薄刃家の存在自体が秘密にされていました。しかも、薄刃家は、元々異能者を一族以外の家に嫁がせないという方針を貫いてきました。

そして、薄刃という名前は名乗らず、表向きは『鶴木貿易』を営みながら隠れて生きてきました。

しかし『天啓』という形で未来予知を行う帝は『夢見の巫女』の過去・現在・未来を見通す力を恐れ、その力を弱体化させようと画策。

鶴木貿易の事業をわざと傾かせ、薄刃家の娘がよその家に嫁ぐしかない状況を作り出し、斎森家に資金援助して結婚を提案させ、美世の両親が結婚したわけです。

ここで初めて薄刃の女性がよその家に嫁ぐことになりました。しかし、美世の父は、妻の異能としての価値など知らなかったのです。

なので、美世の父は美世を『無能』と、ずっと思っているため全く興味なし。

しかし辰石家は、異能がなくとも薄刃家の血を引く美世には、期待をしていました。

なので、久堂家に嫁がせようとしていることに怒っていました。

しかし、異能がない美世を欲しがることを理解出来ない父親。久堂家も異能がないと分かれば追い出すと、思っています。

投稿者ひつじ
投稿者ひつじ
辰石家は、美世が産んだ子どもなら継ぐかもしれないと期待をしているんです。

3話での2人の思い

美世は、異能がないことを打ち明けられずにいるため、もしそのことを知ったら清霞に追い出されると思っています。

そのため、追い出されないようにと、清霞が美世のために何かしようと言葉をかけても『申し訳ございません』や自分の気持ちを素直に言っていいのか分からずにいました。

美世の生い立ちに不信を抱く

美世が、久堂家に来た際の持ち物は、斎森家が用意したのは新しい着物一着(アニメでは+巾着)のみ。

残りは美世一人で持ち運べる程度の荷物があるだけでした。しかも、誰の見送りもなく美世が一人で来た。

名家の娘の晴れの日に誰も付き添わず、嫁入り道具も余りにも少ないのは、あり得ないことです。

また、口を開けば『申し訳ございません』と何かに怯える様子。これは、清霞の噂のせい。

冷酷無慈悲で、数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという噂で、美世も追い出されないかと怯えていた。

しかし、それだけが原因ではありません。美世の生い立ちにも原因があります。

美世が久堂家に来て、行動や所作をみて、だんだん美世を気にしてくる清霞です。しかし、美世は名家の令嬢であるはずなのに、あまりにもみすぼらしい格好。

育った背景が見えないことで、清霞は不信に思い、斎森家について調査していました。美世のことをもっと知りたいという想いからです。

その調査結果を知った清霞。そして異能を持たないとされ、実家の斎森家で虐げ続けられた美世。異能がないことを打ち明けられずに、清霞の妻にふさわしくないと自分を責め続けます。

そのため異能がないことを打ち明ければ、清霞との縁談は破談になると思っています。しかし、清霞の優しさに触れ惹かれる美世。

少しでも長く清霞と居られるように願う美世でした。

投稿者ひつじ
投稿者ひつじ
異能なんて関係ないよね!清霞さん!

清霞の噂の真実

傲慢で癇癪持ちの母・芙由という悪い見本をずっと見てきたせいで『名家の子女』に対し悪いイメージしかなかった。

しかも、自身の容姿や久堂家の財産・家格狙う者ばかり。そういった人付き合いを避けるため、本邸ではなく質素な別邸で一人暮らしをしていました。

そして、父親が持ち込む縁談に応じるも、質素な別邸に文句を言う・ひたすら媚を売ってくる・使用人のゆり江を虐める・我儘を言うなど、相手に問題があり破談してきた。

なので、今までの女達とは違う美世に清霞は、驚き惹かれていったわけです。逆に美世も噂と違い優しい清霞に惹かれいったわけです。

初めてのデヱト

2人が出かけた先で、美世は特に欲しいものはない、と言うので、清霞が自分の買い物に付き合って欲しいと言います。そして、呉服屋に訪れた2人。

『清霞ぼっちゃんもついにお相手が!』と、初めて女性を連れてきたのでビックリしていました。

『あの方はぜったいに手離してはいけません!』と、言ってました。

まぁ『また着物買ってあげに来てね』と、いう意味もありながらも、清霞がここまでする女性ならと、いうことでしょう。

ゆり江さんも、美世のことを大歓迎していましたからね。清霞のお嫁さんにピッタリってことです。

もう、出掛ける支度の時にゆり江さんが、お化粧をしてあげていました。斎森家にいた時にしたことがないことばかり。

しかも、美世に対する振る舞いが、真逆なので戸惑う美世。お化粧した姿に見惚れてしまう清霞。

投稿者ひつじ
投稿者ひつじ
清霞やゆり江さんの優しさに、美世良かったねーと、ウルっときます。

しかも清霞は、ゆり江さんの意見もあって、美世の着物がみすぼらしい物しかないことが、気になっていたようで、素手にいくつか頼んでありました。

そして、美世に似合いそうな着物を選んで妄想したり、もう完璧美世に惚れちゃっています。

しかも、帰宅後、深い意味はないと言いつつも、清霞は美世に櫛を贈ります。ゆり江は、プロポーズだと喜んでいました。

投稿者ひつじ
投稿者ひつじ
江戸時代では男性が女性へプロポーズの意味合いで櫛を贈ることがあり、今でいう婚約指輪のような役割もあったようです。

美世の斎森家での虐げられた扱いに胸が痛かっただけに、久堂家に来てから美世を大切にしてくれているのを見てウルウルしてしまう3話でした。

しかし一方、辰石家は特殊な異能を持つ薄刃家の血を引く美世を手に入れようと動き始めるのでした。

私の幸せな結婚の異能について

わたしの幸せな結婚での異能に関する用語の意味

・異形:悪霊のような人ならざる者のこと。

人間が恐怖を感じ、怖いものと認識することで力が増る。

・異能:異形を倒すために能力を持つ者たち

・見鬼の才:異形を見ることができる力のこと。
一般的に5歳までに発現する。
見鬼の才=異能があると、考えられています。

・異能者:異能と呼ばれる常人が持たない能力で、異形を退治して平和を守る者。

久堂清霞の異能について

随一の異能者の清霞は、複数の『自然現象を操る異能』を持っています。

・雷:清霞の主な異能。久堂家の雷の異能はこの帝国内で叶うものはいないと言われるぐらいかなり強力です。

・火:美世が風呂を沸かそうとしたとき、清霞は『うちの風呂は異能を使って沸かす仕組みになっている』と言っています。その事でお風呂も沸かせないと落ち込む美世でした。

・水を氷にする:清霞の父・正清は、戦いの中で水に雷を落として異形を感電させる能力を発動していました。なので、息子・清霞も水操る能力があるのではないかと考えられますね。もちろん推測ですけどね。

実写映画では、清霞が水や氷の異能を使うところがはっきりと描かれています。なので今後アニメで出てくる可能性は十分ありますね。

斎森家の異能:風

あることで清霞が、斎森家に乗り込んだとき、辰石実と美世の実父・真一を相手に異能バトルが繰り広げられます。

実写映画では、真一が風を起こして清霞に対抗するシーンが描かれているため、斎森家は『風を操る異能』を持っていることが分かります。

美世の妹・香耶は『見鬼の才』を、3歳のときに発現します。父親が熱心に訓練していないため、異能は弱いとのこと。

薄刃家の異能について

薄刃家の異能の共通点は、人に干渉する能力です。通常、異能とは異形に対して発する力です。

しかし、薄刃家の異能は、人に対して発する力となっています。そのため、異能者を取り締まるための力なので、異形を見る必要がありません。

投稿者ひつじ
投稿者ひつじ
なので、美世のように薄刃家には、見鬼の才がない人も多いようです。

薄刃家の異能は、その他の異能者の精神に入り込み、その人の異能を抑え込む力があります。

そのため薄刃家は、異能者から恐れられています。

美世の母・澄美:精神感応

薄刃家の女性のうち、『精神感応(=テレパシー)』が使える女性だけが『夢見の力』を持つ子供を授かります。

『夢見の力』は、薄刃家の人々にとって神にも等しい存在であり、夢見の巫女が現れたなら一族全員で守り支えるという掟があるほどです。

辰石家:念動力・解術・火

辰石家の当主である父親の異能は、結界を作ることや式神での追跡、火を操ることが分かっています。

香耶の夫・幸次の異能は『念動力』で、物を動かすなど、椅子やテーブル程度を宙に浮かせたりすることが出来ます。

長男・一志『解術』で、父親の異能で縛られていた縄をあっさり解いていました。幸次も驚いていたため、静かに修行を重ねていたと思われます。

以上異能についてでした。

投稿者ひつじ
投稿者ひつじ
美世は、本当に異能がないのか?実は隠された能力や若しくは後天的に発現したりなんて可能性も考えられますね。

 

 

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